日本が誇る四季。中でも木々の葉が赤や黄に色づく紅葉のシーズンは観光客にも大人気。そこで今回は、東京近郊で美しい紅葉を楽しめるスポットをご紹介します。まずは空路の玄関口としておなじみの千葉県の成田エリア。そして、東京都の多摩西部に位置する秋川エリア。都心からいずれも1時間ほどの距離にあり、小旅行に最適です。木々がさまざまな色合いに包まれる秋から初冬にかけてぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
京成本線・JR成田線「空港第2ビル」駅からスタート➡京成本線「京成成田」駅もしくはJR成田線「成田」駅下車➡徒歩約20分➡成田山公園➡徒歩約10分➡半弓道場➡徒歩約10分➡JR成田線「成田」駅からJR成田線(総武線快速直通)に乗り、JR中央線、JR青梅線(JR五日市線直通)を乗り継ぎ、「武蔵五日市」駅下車➡徒歩約45分➡秋川渓谷 岩瀬峡➡徒歩約60分➡石舟橋➡徒歩約5分➡秋川渓谷 瀬音の湯
成田山公園
1080年以上の歴史を持ち、年間1,000万人を超える参詣者が訪れる成田山新勝寺。その境内の中にある16万5,000m²もの広さを誇る成田山公園は、四季折々の表情を楽しむことができる場として、多くの人に親しまれています。広大な敷地にはクヌギやナラ、イチョウといった美しい紅葉を見せてくれる木々が多く植えられ、紅葉の撮影スポットとしても人気。毎年11月には「成田山公園紅葉まつり」が開催され、期間中の週末には茶会や演奏会なども開催。色鮮やかに染まった木々を眺めながら日本の秋を象徴する風情を楽しむことができます。
所在地:千葉県成田市成田1
https://www.naritasan.or.jp/
半弓道場
成田山の参道で気軽に弓道を体験できるスポットとして注目を集めているのが「半弓道場」。弓道は、和弓を用い、的に矢を射る所作を通して、心身の鍛錬をする日本古来の武道です。こちらの道場では、通常より小さめの弓を使い、座って矢を放つスタイル。的までの距離も本来のものより短いため、当てやすいそう。スタッフが矢を引く姿勢や放ち方まで丁寧に教えてくれるので初心者でも安心して挑戦することができます。矢が的に当たったときの感覚や音が心地よく、リピーターになる人も多いそう。成田山の参詣に合わせ、ぜひチャレンジしてみてください。
所在地:千葉県成田市仲町387 さぼんさま内
https://www.instagram.com/hankyu.narita/
岩瀬峡(秋川渓谷)
都内屈指の大自然を満喫できる観光スポットとして知られる秋川渓谷。東京都多摩地域西部を流れる秋川の澄んだ水の流れと、四季折々に変化する山々の美しさは素晴らしく、東京とは思えない雄大な自然が訪れる人々を癒やします。紅葉シーズンのトレッキングにおすすめなのは、新宿駅からおよそ60分で到着するJR武蔵五日市駅を起点に川沿いを歩くコース。その途中、佳月橋と沢戸橋の付近にあるのが清流秋川の両岸を紅葉が彩る岩瀬峡です。周辺には他にも大銀杏で有名な広徳寺など、見どころがたっぷり。秋川渓谷の豊かな自然が織りなす景観を満喫しながら歩くひとときは、非日常を味わえ、リフレッシュすること間違いなしです。
所在地:東京都あきる野市 佳月橋から沢戸橋付近
https://www.akirunokanko.com/
石舟橋(秋川渓谷)
秋川渓谷のシンボルといえば石舟橋。歩行者専用のつり橋でその長さはおよそ96m。橋の上から秋川の渓谷美を一望できる絶好のビュースポットでもあります。特に木々が赤や黄に染まる11月中旬から12月初旬にかけては、清流を包み込むように木々が彩る見事な景色を望むことができます。橋から秋川を見下ろせば、清らかな水面に紅葉が映し出され、まさに絶景。また、近くには、石舟橋の姿を一望できる展望台も。紅葉で色鮮やかに染まる山々と、その合間を縫うように流れる清流、そして朱色に輝く石舟橋を見渡す景色は、一見の価値ありです。
所在地:東京都あきる野市乙津地区
https://www.akirunokanko.com/
秋川渓谷 瀬音の湯
秋川渓谷を巡る旅の締めくくりは、疲れを癒やしてくれる温泉。「秋川渓谷 瀬音の湯」は、秋川渓谷の雄大な景色を眼下に望む温泉施設です。内風呂、露天風呂ともに温泉につかりながら、春の新緑、夏の深緑、秋の紅葉、冬の雪景色と四季折々の風情を楽しむことができます。地下1,500mから湧き出す温泉はアルカリ度が高く、美肌の湯としても評判。日帰り入浴のほか、コテージで宿泊することもできます。また、大きな窓に囲まれたレストランでは、見事な眺望を堪能しながら食事を楽しめるのも魅力。屋外にある足湯は無料で利用することができます。
所在地:東京都あきる野市乙津565
http://www.seotonoyu.jp/