大都会のイメージが強い東京に、実は登山者数世界一に輝いた山があるんです。それが、都心から電車でおよそ1時間のところにある高尾山。標高599mの高尾山は登山初心者でもトライでき、ケーブルカーやリフトを使えば気軽に観光することもできます。豊かな自然があふれる高尾山周辺では、山頂からの眺めや寺院でのお参り、温泉など楽しみの幅が広いのも魅力です。
京王線「高尾山口」駅下車➡徒歩5分➡高尾山(登山口)➡登山口から1号路を登り徒歩約80分➡高尾山薬王院有喜寺➡徒歩約20分➡高尾山山頂➡徒歩約40分➡高尾登山電鉄ケーブルカー「高尾山」駅から「清滝」駅下車➡徒歩約3分➡高尾599ミュージアム➡徒歩約4分➡京王高尾山温泉 極楽湯➡徒歩すぐ➡京王線「高尾山口」駅から「高幡不動」駅下車。徒歩約5分➡高幡不動尊金剛寺
高尾山
新宿から電車で約1時間。登山口のすぐそばまで電車が通っているため、気軽に登れる山として知られるのが高尾山です。標高は599m。登山コースが多く、ケーブルカーやリフトを利用して山の中腹まで行くことができ、展望台からの眺望や茶屋での食事など、観光も登山も幅広く楽しめるのも人気の理由。2007年にミシュランの観光ガイドで三つ星に認定されたことをきっかけに登山客が増え、その数は年間260万人とも300万人ともいわれ、世界一の登山者数を誇ります。
所在地:東京都八王子市高尾町
https://www.hkc.or.jp/takaosan/
高尾山薬王院有喜寺
江戸時代から信仰の霊山とされてきた高尾山。その象徴ともいえるのが、山の中腹にある高尾山薬王院有喜寺です。天平16(744)年に、東国鎮守の祈願寺として、高僧行基菩薩によって開山されました。本堂に祭られているご本尊・飯縄大権現(いづなだいごんげん)は除災開運、災厄消除、招福万来など、多くのご利益をもたらすといわれており、1年を通して多くの参拝者が訪れます。ご本尊を守る従者とされる天狗の像や荘厳な本堂など、境内には見どころがたくさん。
所在地:東京都八王子市高尾町2177
https://www.takaosan.or.jp/
高尾山山頂
標高599mの高尾山。その山頂は、富士山への良好な眺望を得られる公共的空間として「関東の富士見100景」に選定されています。展望台からは富士山や丹沢の山々などの眺望を楽しむことができ、週末やゴールデンウィーク、紅葉の時季などのハイシーズンは、大勢の登山客で賑わいます。頂上付近はフラットで広いスペースになっているため、ゆっくりと過ごせるのも魅力。また、食事処も数軒あるため、店内でひと息つきながら食事を楽しむことができます。
高尾599ミュージアム
高尾山の生態系、歴史、文化などを独自性ある映像や展示を通じて発信する高尾599ミュージアム。高尾山に自生する植物をアクリル樹脂に封入し、まるで美術品のように鑑賞することができたり、まさに飛ぼうとするリアルな昆虫標本など、工夫を凝らした展示方法が特徴です。見どころは、動物の剝製が設置された壁面に、高尾山の四季の映像をユニークかつダイナミックに映し出すプロジェクションマッピング。入場無料で高尾山の魅力を知ることができる施設です。
所在地:東京都八王子市高尾町2435-3
https://www.takao599museum.jp/
京王高尾山温泉 極楽湯
下山後にぜひ立ち寄りたいのが、京王線高尾山口駅に隣接する京王高尾山温泉 極楽湯。豊かな自然を身近に感じながら、地下約1,000mから湧き出る天然温泉にゆっくりと漬かれる露天岩風呂は開放感も抜群。他にも、森林浴効果があるといわれる檜(ひのき)風呂や、日本では希少な炭酸温泉を人工的に再現した露天炭酸石張り風呂、遠赤外線の効果で体の芯まで温まるサウナなどさまざまなお風呂を楽しむことができます。食事メニューも充実しているので、登山後の休憩にぴったりです。
所在地:東京都八王子市高尾町2229-7
https://www.takaosan-onsen.jp/
高幡不動尊金剛寺
高尾山から電車で約20分の場所にあるのが関東三大不動の一つとして知られる高幡不動尊金剛寺です。平安時代初期、関東を守る霊場として山中に不動明王を安置したのが始まりで、その歴史は1100年ほど。奥殿には総重量1,100kgを超える丈六不動三尊が安置されている他、広々とした境内には平安時代の不動明王像、室町時代の仁王門をはじめ、貴重な文化財が点在。また、幕末に活躍した新選組副長・土方歳三の菩提(ぼだい)寺としても有名で、多くのファンが訪れます。
所在地:東京都日野市高幡733
https://www.takahatafudoson.or.jp/