渋谷センター街にある本格派ブリティッシュ・パブとして知られている「ジ・オールゲイト」。1995年に、ロックミュージックバーとしてオープンしたのがその始まりです。「私自身、ブリティッシュ・ロックが好きで、お店にはCDやレコードが3,000枚はあります。お客さんもやはりロックファンが多いですね」と話すのは、オーナーの花香弘之さん。「まるでイギリスの街中に来たみたい!」とお客さんが口を揃えるように、インテリア、料理、飲み物など、店内の空間すべてがイギリスのパブそのものです。
古い木材やアンティーク調の照明があしらわれたチューダー様式の店内は、キャンドルの灯りがゆらめき、古き良きイギリスを思わせる雰囲気。ドリンクメニューも充実していて、イギリスはもちろん、アイルランドや日本のビールのほか、ワインやカクテルの種類も豊富です。店内の黒板に「Drink sake for the sake of it!(目的もなくお酒を飲もう!)」と書かれているのは、お酒好きが集まるお店ならでは。数あるお酒の中で、おすすめを花香さんに聞いてみると「やはり、イギリスのエールやビールですね。個人的にはオールド・スペックルド・ヘンがお気に入りです」とのこと。
実はこのお店、料理の美味しさにも定評があるのです。パイ&マッシュ、フィッシュ&チップスなどのブリティッシュ・パブの定番メニューはもちろん、コーニッシュ・パスティといったコンウォール地方の郷土料理もあります。店内で手作りされている料理は味付けやボリュームにもこだわり、「イギリスの田舎のパブにいるような気分になったよ!」と喜ぶお客さまも大勢。お酒だけでなく、料理でもイギリスの雰囲気をたっぷりと楽しむことができるのです。
“ブリティッシュ・ユーモア”という言葉があるように、イギリス人はジョークが大好き。ジ・オールゲイトの店内にも、そうしたブリティッシュ・ユーモアがそこかしこに散りばめられています。例えば、トイレのドアに貼られている映画のポスターやアルバムジャケット。人気の映画や有名アーティストのアルバムかと思いきや、よく見るとスタッフが再現したパロディ版なのです。思わず、クスっと笑ってしまいます。メニューにはユーモアあふれる運勢が書かれたおみくじが付くカクテルがあり、髭が無いと注文することができないというビールも。「髭なんてないよー!」という方、心配はご無用です。バーテンダーがそっと、付け髭を渡してくれるのは、やはり紳士の国、イギリス流のパプならではです。
ブリティッシュ・パブといったらスポーツ放映がつきもの。ジ・オールゲイトではプロジェクター1台とテレビ3台の計4つのスクリーンでラグビーとアメフトを観戦することができます。ほぼ生中継で、チャンピオンズリーグ、ザ・ラグビーチャンピオンシップ、シックスネーションズチャンピオンシップの試合を放映しています。2019年に、日本でラグビーワールドカップが開催された際には、外国人や日本人が大勢集まり、ビールを片手に大いに盛り上がりました。その雰囲気はまさに、伝統的なブリティッシュ・パブそのものだったそう。ロックミュージックにお酒、そしてスポーツ観戦を楽しめるジ・オールゲイト。お店の最新情報はインスタグラム(https://www.instagram.com/thealdgate/)でチェックしてみてくださいね。
(2022年7月1日公開時点)
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